神使像めぐり☆余話

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鹿(シカ)も鹿島立ち+

鹿(シカ)も鹿島立ち 鹿島神宮の祭神、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)は、 奈良の春日大社の祭神として勧請(神仏の霊を移し祀ること)されました。その際 、命は、常陸(茨城県)の鹿島から 白鹿に乗って出立され、

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養蚕の回顧(赤とんぼ)+

養蚕の回顧(赤とんぼ) この稿では、 近代の養蚕の名残りともいえる図版などを 並べてみました。

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養蚕守護(ネズミ除け)+

+養蚕守護 (ネズミ除け)      養蚕(繭)の出来不出来は 養蚕農家の人々の労だけではどうしようもないものがありました。

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養蚕の神々 (金色姫伝説)+

養蚕の記憶   はじめに   神使像めぐりで神社仏閣を訪ねていると、 境内などで、かつて、養蚕が≪農家の人々の生活そのものだった≫ことを 物語るようなさまざまな痕跡(遺跡)に出合います。

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縁日に奉納された神使+

  縁日に奉納された神使 神使(お使い)には必ず主筋に当る神(主神)が在り、 神使像は通常その主神(≒祭神)の近くに奉納されます。 主神は神仏いずれの場合もありますが、神使像の中には「主神の縁日」にこだわって奉納された

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カッパ狛犬+

  カッパ狛犬 頭天に窪み(凹)のある狛犬があり、「カッパ狛犬」と呼ばれています。 河童(かっぱ)は、頭に水を溜めておく皿(さら・窪み)があり、 皿の水が乾くと生きていられない想像上の動物(妖怪)とされます。 そこで

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日光東照宮 14の動物物語 下 10~14話+

  日光東照宮 14の動物物語の 「上」「中」に引き続き「下」 をご覧ください。 日光東照宮 14の動物物語 下 10~14話     10 唐門–屋根上の龍とツツガ(獣偏に恙)

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日光東照宮 14の動物物語 中 5~9話+

日光東照宮 14の動物物語の「上」に引き続き 「中」 をご覧ください。 日光東照宮 14の動物物語 中 5~9話   5 神厩–馬を守り、世話をする猿 6 御水舎–飛龍(応龍)は最高位

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日光東照宮 14の動物物語 上 1~4話+

                日光東照宮 14の動物物語 日光東照宮は 元和3年(1617)徳川初代将軍徳川家康公をご祭神(日光山東照大権現)としておまつりした社です。現在の社殿群は、 

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碓氷峠 八咫烏と吾嬬者耶(あづまはや)+

      ちょうどひと月前に、碓氷峠(うすいとうげ)でバスの転落事故があったばかりです。 碓氷峠は、 日本武尊(やまとたけるのみこと)が八咫烏(やたがらす)に導かれて

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国難に馳せ参じた神使—太平記+

  国難に馳せ参じた神使-太平記 太平記第39巻に「蒙古襲来の項」があります。 日本の国難に際して、 日本中のすべての神霊と共に 「社々の仕者」も蒙古軍打倒に馳せ参じ、 強烈な台風を起こして蒙古軍を壊滅させた、と書かれて

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扇を持つ猿、恩返しした猿、論語を読む猿+

平成28年(2016)、申年に因んで、 猿の話題をお送りします。  「扇を持つ猿」、 「恩返しした猿」、 「論語を読む猿」をご覧ください。 写真はクリックで拡大してご覧に

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十二支+

   十二支  十二支は動物で表現されるので、 様々な場面に、像、彫刻、画図などとして登場します。 十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」のそれぞれに対応する動物は、 日本では「鼠牛虎兎龍蛇馬羊猿鶏犬猪」とされて

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狒狒(ヒヒ) 二題+

  狒狒(ヒヒ)は、アフリカなどに生息する、マントヒヒ、マンドリルなどの総称で、 狂暴な性質の大形の猿をいいます。 日本では一般に、狒狒は、毛むくじゃらで大きな老猿の姿をした怪獣(妖怪)で、 人身御供の娘を浚(さら)う

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山の神・田の神+

山の神・田の神 農民の間には「山の神、田の神」という日本古来の信仰があります。(民俗学のテーマとして柳田國男が取り上げたものです)春になると「山の神」が里へ降りてきて、「田の神」となって稲の

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日蓮上人を救った白猿+

日蓮上人は、 鎌倉の草庵が焼打ちされた際、山王権現の白猿の案内で逗子の岩窟に難を逃れたとされます。 この法難に拘わる、 鎌倉の安国論寺と逗子の法性寺に猿の像があります。  山王権現の白猿に救われた日蓮上人 日蓮上人は、

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金色のトビ 金鵄(きんし)+

神武天皇の東征を援けた 「金鵄(キンシ)」と呼ばれる 「金色の鵄(=鳶 トビ)」の伝承が、 日本書紀などに載ります。        写真は全てクリックで拡大できます 神武天皇と金鵄   神武天皇(カムヤマトイワレビコ

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四霊獣(龍・麒麟・鳳凰・霊亀)+

古代中国では、 動物(生き物)を鱗蟲(虫)・毛蟲・羽蟲・甲蟲の四つに分類していました。 この四つの分類のそれぞれを統括する長(王)が、龍・麒麟・鳳凰・霊亀で、四霊獣とよばれます。

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拝殿前にあっても神使ではない虎+

虎の像が拝殿前の左右に、阿吽の一対として神使像のように置かれています。 しかし、これら二社の虎は、祭神や神社とは全く縁が無く、 神使ではありません。 「奉納者自身の思い入れ」で「記念」として奉納された像です。

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アンコール遺跡の聖霊獣と日本(2)+

  日本に入った、ガルーダ(迦楼羅・カルラ)・ナーガ(蛇)・象      ヒンドゥー教や大乗仏教圏の東南アジア諸国の聖霊獣やその信仰は、中国などを経由して、仏教と共に日本に伝来し、姿形を変えて各所で見られます。

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アンコール遺跡の聖霊獣と日本(1)+

 アンコール遺跡の聖霊獣 アンコール遺跡  9-13世紀に亘って栄華を極めた、クメールの王や民(アンコール王朝)によって建立された、巨大寺院や都市の遺跡。アンコール・ワットは、スーリヤヴァルマン2世によって、1113年に建設が開始され、ヴィシュヌ神を祀るヒンドゥー教寺院として30年を超える歳月を費やし建立された。

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語呂合わせの「かえる」+

お寺や神社の境内でかえる(蛙)の像をよくみかけます。蛙が置かれる理由は、蛙の悟り顔、地を這い、憎めないしぐさ・姿などにあるとも思われますが、なんといっても、「語呂合わせ」にあるようです。

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一目で、七福神を !+

 正月の前半には、 全国各地で、七福神巡りが行なわれます。 通常は、七福神のうちの一神をお祀りしている寺社を七社巡って七神を参詣します。 しかし、ここでは、「七福神が1ヶ所に集まっていて、

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神使を食べさせる、奉納者+

うなぎをお使いとする虚空蔵尊に「うなぎ屋」さんが燈籠を、 牛を神使とする天満宮に「ステーキ屋」さんが牛の石像を 奉納しています。 共に、奉納者は、祭神の神使をお客に食べさせるお店で、気のせいか祭神の眼前で

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削ってお守りにされた、狛犬と墓+

昔から、 祭神や故人などに縁(ゆかり)のある像や碑、墓などを欠き削ってお守りとする風習があったようです。 鳳来山東照宮の狛犬は戦場での無事を願い、 鼠小僧の墓は金回りが良くなるようにと、 欠き削って削り片を

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象頭の秘仏 歓喜天(聖天)+

  象はインドで最も崇敬されている動物ですが、 象を神格化したのが歓喜天(かんぎてん)です。 歓喜天は、大聖自在歓喜天または聖天(しょうでん)などと 呼ばれます。 歓喜天 古代シヴァ神の子で、象頭人身の

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足柄山の金太郎 と 熊+

神使像めぐりをしていて、 神社や寺では、なかなか巡り会えないのが 「熊」の像です。杉並区の「第六天神社」で足柄山の金太郎と熊の図柄のあるレリーフに出会いました。

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犬のこんぴら参り+

     江戸時代、「お伊勢参り」をはじめ、「讃岐の金比羅(こんぴら)参り」など、参拝の旅は長旅で大変だったことなどから、他の人に代理参拝を依頼する「代参」もひろく行なわれていました。 「代参」を依頼されたのは

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神使ではなくなった神使+

「神使」とは、神仏のお使いのことで、 仕える主神(仏)が在ってはじめてこのように呼ばれます。 ところが、その主神が何らかの事情で無くなって、 かつては神使だった像だけが残り、神使が神使でなくなっている場合があり

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蛸薬師の蛸 と 高尾山の蛸+

東京と京都に蛸薬師(たこやくし)があります。蛸薬師と呼ばれる由来は異なりますが、共に薬師如来がご本尊です。蛸は吸い寄せる(取り込む・集める)力と吸い取る(除外・取り除く)力を持っているようです。

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承教寺の「こりゃなんだ像」 と 件(くだん)+

,① 承教寺門前の「こりゃなんだ像」 承教寺 東京都港区高輪2-8-2     写真はクリックで拡大できます 承教寺の門前に、 三遊亭円丈師匠がその著

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乳房のあるオオカミ像+

特に秩父・武蔵地方では、 「お犬さま信仰」に基づくオオカミ像と出会う機会が多いのですが、 「乳房のあるオオカミ像」は武甲山御嶽神社の登拝口の一体(基)しか無いようです。 イタリア・ローマから日本へ友好のシンボル

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招き猫 発祥の社+

前足の片方を挙げて、手招きしているように見える招き猫(土人形)は、 江戸末期に出現したとされています。招き猫は、一般的に右手を挙げているものは金(財福)を、 左手を挙げているものは客を呼び込むとされ、

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先代のそっくりさん+

傷みがひどくなると、 古い像(先代)は引退させられて 境内の片隅に移されたり、 廃棄処分にされたりします。そして、通常、入れ替わりに新しい像が置かれます。 その際、先代のそっくりさん(=前にあった像の像容を模写、

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羽犬伝説+

福岡県筑後市に「羽犬塚(はいぬづか)」という地名があり、 JR鹿児島本線の駅名にもなっています。 地名のもととなった羽のある犬とはどんなものか、 その由来は?  興味を惹かれました。 市内の寺(宗岳寺)には400年以上

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女化(おなばけ)稲荷の狐・・女化物語+

女化(おなばけ)稲荷には、 狐の報恩伝説、または、狐と人間の婚姻伝説があり、 「女化物語」とも呼ばれているようです。 これとほとんど同じ筋書きの伝説に、陰陽師、安倍晴明

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太田道灌の命を救ったネコ+

太田道灌の命を救った猫を祀ったのが 「自性院の猫地蔵堂」の縁起です。 「新宿住友ビル」にある黒猫の像「玉ちゃん」は、 この「自性院の猫地蔵堂」の縁起を基に造られたようです。 太田道灌を救った招き猫 自性院(無量寺)

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嘯(うそぶ)く悪タヌキ 2題+

上野東照宮の「栄誉権現祠」と 浅草伝法院の一角にある「鎮護堂」に 悪タヌキが大層な名前を付けてもらって祀られています。 両狸とも嘯(うそぶ)いて空を見上げています。   天井を仰いで嘯(うそぶ)く狸

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枯れ池を泳ぐ陶製のサカナ+

下記の二社の枯れ池では 陶製のサカナが泳いでいます。 前者は多摩川のサカナ、 後者は急流を遡上する神使の鯉です。   ① 多摩川のサカナ 多摩川水神社(六所神社境内)  東京都世田谷区野毛2-14-1 六所神社の境内に、

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山王さんは子宝・安産の神+

渡来系豪族、秦氏に残る古文などに依る伝説には、 「山王(大山咋神)が丹塗の鏑矢(かぶらや)に化身して川を流れ下って、 川遊びをしていた賀茂玉依姫(下賀茂神社の祭神)を懐妊させ、子をもうけた」とあるといいます。

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クマの神社とイヌ・ネコの神社+

「クマの神社」「イヌ・ネコ神社」という神社自体が珍しいのですが、 この二社の神社名はひとひねりしてあって、 微笑みを誘う、 遊び心が感じられます。前者は架空の神社ですが、後者は本物の神社です。

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