東京近辺の 動物のオブジェ
東京近辺の街なかにはたくさんの動物像があります。この稿では「動物のオブジェ・パブリックアート」をご紹介させていただきます。前稿(別稿)の「東京近辺のモニュメント(記念碑・シンボル)の動物」とは相互に補完する関係のもので、いずれも街なかで出合った動物の野外彫像です。
近年は、駅前広場や公園、ビルのテラス、遊歩道、緑道などに置かれた、現代アーティスト(彫刻家・造形作家など)による多種多様な創作作品の中に、さまざまな動物のオブジェがみられます。古来の定番だった、店頭の信楽焼きの狸、招き猫、洋館前のライオン獅子などの古典的な動物オブジェとは趣が異なります。
東京近辺の 動物のオブジェ あいうえお順
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アンモナイト 文京区カイザースラウテルン広場
カイザースラウテルン広場(窪町東公園の一部):文京区大塚3-1-11
この広場は、文京区とカイザースラウテルン市(ドイツ)の姉妹都市提携のシンボル。平成5年(1993)開園。当所の作品はすべて同市の彫刻家ゲルノト・ルンプフ氏夫妻の制作。
アンモナイト:大きな巻貝は「地球が発展してきた歴史の起源」や「太古と日本文化の源」を象徴。歯車は「日本のテクノロジーとその急速な発展を表現(案内板)。
イヌ 1 犬 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
イヌ:鞍掛純一 作
イヌ2 「犬も歩けば」 犬 横浜ビジネスパーク
横浜ビジネスパーク:横浜市保土ヶ谷区神戸町134
「犬も歩けば」1990年 籔内佐斗司制作 :犬が、壁から次々と出てきて、ぞろぞろ連なって歩き、また壁に入る。同氏の「カエルぞろぞろ」や「童子が連なって走る」オブジェが府中市童々広場にある(カエルの項参照)。
イノシシ 「ボルチェリーノ像」猪 ピジョン社前
ピジョン株式会社:中央区日本橋久松町4-4
案内板) この猪像はイタリアの古都フィレンツェの通称猪市場の入口に1639年以来飾られて鼻の頭をなでると幸運を招くといわれ世界中の多くの人々に愛され親しまれてきたものと同じです。制作は1638年イタリアの名高い彫刻家ピエトロ・タッカによるものです。なお水中に投入れられたコインは年一度集計して福利厚生施設への関係へ寄贈することにいたします。 1998年7月 ピジョン株式会社 社長 仲田洋一
イルカ1 「乾杯」イルカ 北千住駅西口駅前中央
北千住駅 : 足立区千住旭町42-1.
「乾杯」2004年2月 宮田亮平制作 :掲げたグラスから、イルカの群が飛翔している。
イルカ2 「イルカに乗る少年」 イルカ 新宿遊歩道公園
新宿遊歩道公園「四季の路」は、新宿区が廃止された都電の引き込み線の軌道敷跡を遊歩道公園とし、昭和49(1974)年に開園したもの。新宿区歌舞伎町1-1
「ヒゲを手綱にイルカに乗る少年」
イルカ3 「イルボウ」 イルカ 西葛西「小島町二丁目団地」
小島町二丁目団地:江戸川区西葛西5-8-5
イルカは団地の店舗会前の広場にあり、そこの道は「虹の道」と呼ばれている。「イルカ」+「レインボウ(虹)]から、イルカは、「イルボウ」「イル坊」と愛称されているという。
インコ 「Polly Zeus」巨大インコ 赤坂サカス
赤坂サカス:東京都港区赤坂5-3−6
東京・赤坂サカスの「憩いの広場」にある巨大なインコ「Polly Zeus」。コンテンポラリーアーティスト椿昇氏の作品で、2008年秋に行われた「Akasaka Art Flower 08」の参加作品。
ウシ1 「夏引(なつひき)」 牛 府中市武蔵台公園
武蔵台公園:府中市武蔵台2-2
「夏引」 1999年 下川昭宣 作。府中市「彫刻のあるまちづくり」事業17作品の中の一つ。作者によると、『題名の「夏引」は、鎌倉時代の絵画「駿牛十図」の名牛の名を借りたもので、この「夏引」は、夏に育てた蚕の繭から採れる糸が一年中で一番強く良質なことに由来するという。題名のイメージから、力強くしかも繊細さが潜む、牛が持つその気高さの形を黒御影石で表現することに努力した。』とのこと。
ウシ2 「夏引」 東京芸術大学上野キャンパス(音楽学部)
東京芸術大学:台東区上野公園12-8
「夏引」2 (ウシ)下川昭宣 作。東京芸術大学美術館収蔵。野外展示彫刻。下川昭宣は、東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を1975年に修了。修了制作の作品を東芸大が買い上げ構内に置いた。牛の頭部の彫像。(上項を参照)
ウマ1 ドン・キホーテの馬(鋳物) 川口駅東口 商店街
川口銀座商店街(樹モール):川口市栄町3丁目付近
鋳物の町ともいわれる「川口」の、鋳物のドン・キホーテ像。
ウマ2 「平和の女神像」 馬 井の頭自然文化園
井の頭自然文化園 野外展示彫刻:武蔵野市御殿山1
「平和の女神」:北村西望作 昭和42年(1967)ブロンズ、三鷹駅北口にもある。
ウマ3 若き日の織田信長像」 馬 井の頭自然文化園
井の頭自然文化園 野外展示彫刻:武蔵野市御殿山1
「若き日の織田信長」:村西望作 昭和45年(1970)ブロンズ、信長公ゆかりの各地にもある。
ウマ4 「追想 町をゆきて」 馬 清瀬市キヨセケヤキロード
清瀬市キヨセケヤキロード:西武池袋線清瀬駅北口、けやき通り
追想 町をゆきて」:1986年 マリオ・チュロリ(イタリア)
ウマ・クーガー 「馬とクーガ」 世田谷美術館野外彫刻
世田谷美術館:世田谷区砧公園1-2
「馬とクーガ」 1984年 バリー・フラナガン(イギリス) 作。クーガーはネコ科の大形肉食獣で、ピューマ、パンサー、アメリカライオンの別名。クーガーが馬の背にのっている。美術館のパンフレットによると、古代の騎馬像の姿を借りながら、絶滅寸前のクーガーが文明 に向って叫び声をあげている作品、とある。ハリー・フラナガンの作品「ロバと象」が北府中公園にあり、こちらはロバが象の背に乘る。
オナガ オナガ 北沢川緑道内
北沢川緑道内 :世田谷区赤堤1-15付近 世田谷線山下駅下車
カエル 1 蛙 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
練馬区立美術館前「美術の森緑地」練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
カエル:鞍掛純一 作
カエル2 「ぶじかえる」 蛙 道の駅草津茶屋運動公園
道の駅草津茶屋運動公園:群馬県吾妻郡草津町 大字草津3-8
交通安全(無事かえる)、語呂合わせのかえる
カエル3 「かえるの噴水」 蛙 上野恩賜公園
上野恩賜公園:台東区上野公園7-47
京成上野駅方面からの公園入口広場。蛙の口から勢い良く噴水し、離れたところにある中央の水盤に水を注いでいる。
カエル4 カエルがぞろぞろ 府中市「童々(どうどう)広場」
桜通り広場公園「童々広場」:府中市寿町1-12
府中市「彫刻のあるまちづくり」事業17作品の中の一つ。
蛙がぞろぞろと連なって歩いている。童子も連なって走っている。童々(どうどう)広場は、この「カエル」の他にも、走る童子、蓮の池、桜の童子、こぼすなさま のオブジェ(パブリックアート)があり、小さいながらも異次元のような楽しい広場。いずれも、1996年3月 藪内佐斗司氏の作品。
カエル5 蛙の一生:卵→おたまじゃくし→蛙 西小岩親水緑道
西小岩親水緑道;江戸川区西小岩1-2~西小岩2-12
この緑道は、かつて用水路だった頃の風物を再現して、脇には小川が流れている。今では自然の中で見られなくなった、カエル、カブトムシ、チョウ、ホタル、水鳥といった、水辺や木立の生物の彫像などが配されている。
カエルの一生:①卵がら、②おたまじゃくしになり、➂足が出てきて、④蛙の成体になる、カエルの成長の4段階の像。緑道沿いにそれぞれ5~6m離して置かれた艶のある丸石に刻まれている。
カタツムリ1 かたつむり 大田区多摩川台公園
多摩川台公園(入口の一つ):大田区田園調布1-63–1
カタツムリ2 かたつむり 東京農大「食と農の博物館」
東京農業大学「食と農の博物館」:世田谷区上用賀2-4-28
カタツムリ3 「カタツムリ」文京区カイザースラウテルン広場
カイザースラウテルン広場(窪町東公園の一部):文京区大塚3-1-11
この広場は、文京区とカイザースラウテルン市(ドイツ)の姉妹都市提携のシンボル。平成5年(1993)開園。当所の作品はすべて同市の彫刻家ゲルノト・ルンプフ氏夫妻の制作。
「カタツムリ」:左右の渦巻きは「進化」を示し、「静寂と瞑想」という内面性も表現している。(案内板)
カタツムリ4 「かたつむりと少年」 新宿遊歩道公園
新宿遊歩道公園「四季の路」は、新宿区が廃止された都電の引き込み線の軌道敷跡を遊歩道公園として昭和49(1974)年に開園したもの。新宿区歌舞伎町1-1
「かたつむりに乗って笛を吹く少年」
カバ 「ヒポポタマス」 かば 府中市多摩川南町公園
多摩川南町公園:府中市南町4-4-39
府中市「彫刻のあるまちづくり」事業17作品の中の一つ。
「Hippopotamus」(ヒポポタマス・かば)」 明地信之 作。 2000年3月
カブトムシ1 川口市戸塚中台公園「昆虫の森」
戸塚中台公園::川口市戸塚3-16
カブトムシ2 西小岩親水緑道
西小岩親水緑道;江戸川区西小岩1-2~西小岩2-12
この緑道は、かつて用水路だった頃の風物を再現して、脇には小川が流れている。今では自然の中で見られなくなった、カエル、カブトムシ、チョウ、ホタル、水鳥といった、水辺や木立の生物の彫像などが配されている。
カブトムシ3 「プリアテル‥友達」 調布市彫刻のある散歩道
多摩川桜堤通り緑道;調布市多摩川7-28先から染地2-43先
「プリアテル」(カブトムシと少年) 1994年前田忠一 作。幼少の頃、自然の中で遊び培われた体験、木々や昆虫に触れた感動はいつまでも宝物として心の中に存在します。プリアテルとはユーゴスラビアの言葉で友達という意味。人間と自然の共存、調和という願いをこめた作品です。(調布市の作品紹介)
カブトムシ4 「ヘルクレスオオカブトと兵士」 東京芸術大学(音楽学部)
東京芸術大学:台東区上野公園12-8
「ヘルクレスオオカブトと兵士」 1998 佐藤正和 作。東京芸術大学 美術館蔵。野外展示彫刻。この作品は佐藤正和の東芸大大学院修了時の修了制作作品を大学が買い上げ構内に展示したもの。兜を被ったギリシャ兵士を乗せるヘラクレスオオカブトムシ。
カメ1 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
カメ:鞍掛純一 作
カメ2 「カメ」 板橋区石神井川沿い
板橋区石神井川沿い(桜並木):板橋4-45「あずま橋付近」
「カメ」1990年3月 稲荷台小学校造形クラブ
カメ3 浦島太郎の亀 当代島児童公園
当代島児童公園:浦安市当代島2-13
浦島太郎を背中に乗せる亀。漁師の浦島太郎は浜辺で子供たちが亀をいじめているのを見て助けてやった。亀はお礼にと太郎を背に乗せて海中の竜宮城へ連れて行った・・・。鎌倉時代末期から江戸時代にかけて成立した「御伽草子」をもとに、明治時代の童話作家、巌谷小波(いわやさざなみ)が発表した『日本昔噺』に載る話で、子ども向けにアレンジされて国定教科書に掲載された。
カモノハシ 世田谷区駒沢緑泉公園
駒沢緑泉公園::世田谷区駒沢3-19
[カモノハシ」 1982年 下川昭宣 作。カモノハシの像は極めてめずらしい。和名は「鴨のくちばし」から。ナショナルジオグラフィク日本語版によると、カモノハシは、自然界では最も奇妙な動物。オーストラリアに生息する水辺・水棲の哺乳類(単孔類)。体形は、水かきのついた足とクチバシはアヒル、しっぽはビーバー、胴体と毛皮はカワウソの如し。生態も不思議で、哺乳類なのに、卵生で、くちばしをもち、子は母乳で育つが母に乳首はない。など。
1999年3月に登場した東海道新幹線700系は車両先頭の形状から「カモノハシ」の愛称で親しまれてきたが、2020年3月で引退、東京駅で用いるアルミ建材にリサイクルされる。
カモメ 「かもめの噴水」 日比谷公園
日比谷公園:千代田区日比谷公園1-2.
「鴎 かもめ」 うかぶ雲、海鳥たちの訪れ、時の流れを告げる古い貝殻。1986 作者 淀井敏夫 (案内板)
カラス 「道標・鴉」 からす 府中の森公園
府中の森公園:府中市浅間町1-3-1
「道標・鴉」 1968 柳原義達 作。同氏の「道標・鳩」が清瀬市キヨセケヤキロードにある(ハトの項参照)。「道標・鴉、鳩」は柳原義達の代表的なシリーズ作品として知られ全国各地にみられる。
カリ(雁) 仙川遊歩道樋口取水場
仙川遊歩道樋口取水場:三鷹市新川4-15-13付近
船橋の市街地を流れる海老川には13の橋が架かるが、橋の欄干には船橋のイメージに添った彫像やレリーフが1986(昭和61)年3月以来設置されている。河口から数えて13番目の「内田橋」には「餌を仲良く啄(つい)ばむ2匹のキジの像がある。デザインは船橋在住の漫画家・牧野圭一氏、制作は彫刻家・川村栄氏。現在の像は一羽が破損し修復されたもの。
キツネ 狐 田無市民公園前
田無市民公園前(東南の角・コンビニ駐車場側)::西東京市向台町5-4-44
稲荷神社以外での(街中での)このようなきつね像は少ない。
キリン1 練馬区立美術の森緑地
練馬区立美術館前「美術の森緑地」;:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
キリン:鞍掛純一 作
キリン2 「キリンの仔」日比谷公園陳列場
日比谷公園:千代田区日比谷公園1-2.
「キリンの仔」;淀井俊夫 作。1958年に日比谷公園で開催された「春の野外彫刻展」出展作品。
キリン3 「幼いキリン・堅い土」 清瀬市キヨセケヤキロード
清瀬市キヨセケヤキロード:西武池袋線清瀬駅北口、
「幼いキリン・堅い土」1985年 淀井敏夫 作。日比谷公園にもある(上項参照)
クジラ1 くじら 居木橋公園
居木橋公園入口:品川区大崎1-14-4
居木橋公園は、民間組合施行による市街地再開発事業「ゲートシティ大崎」に際して、品川区の目黒川緑道計画に従って新設された公園。公園入口のクジラのオブジェは、江戸時代に品川沖に姿を見せた鯨にちなんだ水飲みのオブジェとして設置された、クジラの頭部に水栓か潮吹き穴のようなものがあるが、現在、水は出ていない。
クジラ2 「リバイアサン」 鯨 調布市彫刻のある散歩道
多摩川桜堤通り緑道;調布市多摩川7-28先から染地2-43先
「リバイアサン」1992年 天野裕夫 作。泳ぐ石鯨の背上に中世南ヨーロッパの城塞都市のようなものが乗っている。目を近づけると、街の中へ入り込むような感覚が楽しめる作品。(調布市の作品紹介)
クマ 看板を持つ熊 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
緑地入口の看板を持つ植栽彫刻の熊:鞍掛純一作
クモ [ママン」 巨大なお母さん蜘蛛 港区六本木ヒルズ「66プラザ」
六本木ヒルズ「66プラザ」エントランス:港区六本木6丁目
「ママン」(お母さんクモ):2002年、ルイーズ・ブルジョワ(仏の女性彫刻家)作。下から見上げる蜘蛛の腹は網状になっていて白い大理石の卵を沢山もつ。高層ビル群の中のテラスにあるリアルな巨大な蜘蛛は強烈な迫力がある。
クワガタ くわがた 川口市戸塚中台公園
戸塚中台公園「昆虫の森」:川口市戸塚3-16
コイ 鯉 大田区多摩川台公園
多摩川台公園(入口の一つ):大田区田園調布1-63–1
ゴリラ 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
ゴリラ:鞍掛純一作
サイ 1 「犀-2」 横浜ビジネスパーク(YBP)
横浜ビジネスパーク:横浜市保土ヶ谷区神戸町134
「犀-2」1988年 安藤 泉 (鍛造)
サイ2 インドサイ「大地の使者」 調布市彫刻のある散策路
多摩川桜堤通り緑道:調布市多摩川7-28先から染地2-43先 彫刻のある散歩路
サイ 「大地の使者」 1994年 鈴木武右衛門 作 。 稀少動物になってしまったインドサイ。その形を色々な人に再認識してほしい。サイ自身の持つロマンやユーモラスな魅力に触れてほしい。そんな願いがこめられた作品。稀少動物がならす警鐘は、大地、自然の大切さを人間に知らしめるために違いない。(調布市の作品紹介)
サル 手長ザル 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
手長ザル:鞍掛純一作
シーラカンス 「GOMBESSA」(シーラカンス) 西深川橋の北側
西深川橋:江東区森下3-1
「GOMBESSA」(シーラカンス):1990年3月設置 松本哲哉 作。小名木川に架かる西深川橋の北側に設置され水面を見下ろしているように見える。「GOMBESSA」とは、マダガスカル島近くのコロモ諸島の現地語でシーラカンスを指す言葉で、「幸福をもたらす魚」の意だとのこと。シーラカンスは太古からの「生きた化石」ともいわれる。
シカ 白鹿 東京ガーデンテラス紀尾井町
東京ガーデンテラス紀尾井町「水の広場」;千代田区紀尾井町1−2
白鹿 2016 名和晃平 作。 アルミ鋳造。 赤坂プリンスクラシックハウスの前「水の広場」にある大きな角を持ち空を見上げる白鹿(White Deer)。
ゾウ1 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
ゾウ: 鞍掛純一 作
ゾウ2 象と亀 駒込東公園
区立駒込東公園:豊島区駒込1-22-3
作者不明。小ぶりだが、様々な形や色のタイルの小片がモザイク状に貼り付けられていて、美しい宝石箱のよう。象と亀の像がある。
ゾウ3 「エデン」 象 横浜ビジネスパーク
横浜ビジネスパーク:横浜市保土ヶ谷区神戸町134
「エデン」1989年 明地信之 作。 林の中に象の頭部が連なる。
◆◆◆ 店頭のタヌキ(信楽焼など陶製の狸) ◆◆◆
近年はあまり見かけなくなったが、信楽焼き(しがらきやき)で代表される陶製の狸像が商店の店頭などに置かれている。これは、その像容が笠(防災除災)、丸い眼(気配り)、顔(愛想)、徳利(飲食足る)、通帳(信用)、大腹(沈着大胆)、大きな金袋(金運)、尾(物事の決着)の「八相縁喜」を備えていて、狸の「他を抜く」(他抜)という語呂と合わせて、商売繁盛の縁起物とされることによる。なお、石造りの狸は寺の片隅などで見かけるが、こちらは通帳(かよいちょう)よりは酒徳利(さかどっくり)を持つものが多い。
タヌキ1 甘酒屋店頭のタヌキ
神田明神前「甘酒屋大野屋」:千代田区外神田2-18-18
タヌキ2 うどんそば屋の店頭のタヌキ
うどんそば屋「不動」:千葉県成田市上町552
タヌキ3 成田山参道の土産物店頭陳列のタヌキ
成田山西参道、土産物屋、「花一屋」?:成田市
チョウ 蝶の一生:幼虫→蛹→羽化→蝶(成体) 西小岩親水緑道
岩親水緑道;江戸川区西小岩1-2~西小岩2-12
この緑道は、かつて小西用水路だった頃の風物を再現して、脇には小川が流れている。今では自然の中で見られなくなった、カエル、カブトムシ、チョウ、ホタル、水鳥といった、水辺や木立の生物の彫像などが配されている。
チョウ:①卵が孵化して幼虫になり、②蛹(さなぎ)に、➂蛹が羽化して、④蝶の成体になる、蝶の成長の4段階の像。緑道沿いにそれぞれ5~6m離して置かれた艶のある4つの丸石に刻まれている。
ツル 鶴の噴水 日比谷公園
日比谷公園:千代田区日比谷公園1-2.
鶴の噴水:この噴水は、明治38年頃東京美術学校(現在の東京芸大)の津田信夫、岡崎雪声両氏に依頼製作したもので、公園等での装飾用噴水としては、日本で3番目に古いものとのこと(1番目は長崎諏訪神社、2番目は大阪箕面公園)。当初は、鶴と台座とも銅製だったが、戦時中の金属回収で台座が石造りとなったものの、水面に薄氷が張り鶴の像につららが下がる景色は、当公園の冬の風物詩となっている。(案内板)
テントウムシ1 川口市戸塚中台公園「昆虫の森」
戸塚中台公園::川口市戸塚3-16
テントウムシ2 「TENTO MUSHI」てんとうむし 東京都庁舎(第一本庁舎)
東京都庁舎:新宿区西新宿2-8-1 (屋外 ふれあいモール 都民広場側
「TENTO MUSHI](てんとうむし):1991年 宮本信夫 作。
トカゲ 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園
トカゲ:鞍掛純一 作
トラ1 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
トラ:鞍掛純一 作
トラ2 「TIGER」 タイガー 虎 横浜ビジネスパーク
横浜ビジネスパーク:横浜市保土ヶ谷区神戸町134
「TIGER」 タイガー:1990年 クラウス カンマーリヒス 作.。小枝やさまざまな木片状のものをたくさん組み合わせて造像されている。見ているうちに次第に虎の顔が浮き出てくる、不思議な感じ。
「Bird 2014-03 B」(トリ)2018 三沢厚彦 作。作者の代表作は「アニマルズ」で動物をモチーフにした作品を多く発表。引き込まれるような奇妙な迫力のある作品。(参照:ライオンの項にも同氏の作品あり)
トリ2 守護神(トリ) 中野ZERO通り
中野ZERO通り:JR中野駅南口、「なかのZERO」への線路沿いの通り
「守護神 1993-6 」:1963年制作。不死鳥をイメージして作られた。光る瞳を持つ頭に角の生えた鳥。(中野区立図書館・中野の彫刻にまつわる話より)
トリ3 小鳥つき柵「ピコリーノ」 京王線幡ヶ谷駅裏
京王線幡ヶ谷駅入口:渋谷区幡ヶ谷1-2-1
この小鳥付き柵は駅前や駐車場、公園などの柵としてよく見かける。サンポール社の市販商品で「piccolino(ピコリーノ)」が商品名。
トリ4 「水鳥」 板橋区石神井川沿い、
板橋区石神井川沿い(桜並木):板橋4-45「あずま橋付近」
「水鳥」:1990年3月 若葉小学校美術クラブ 作
トリ5 水鳥 西小岩親水緑道
西小岩親水緑道;江戸川区西小岩1-2~西小岩2-12
この緑道は、かつて用水路だった頃の風物を再現して、脇には小川が流れている。今では自然の中で見られなくなった、カエル、カブトムシ、チョウ、ホタル、水鳥といった、水辺や木立の生物の彫像などが配されている。
トンボ 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園) 練馬区立美術館前
トンボ:内山翔二郎 作(金属彫刻家)
ナマズ なまず 杉並区柿木北公園
杉並区柿木北公園:杉並区上井草1-33
ニワトリ1 天宇受売命とニワトリ 須賀川牡丹園(福島県)
須賀川牡丹園:福島県須賀川市牡丹園80-1
牡丹園の案内板:天宇受売命(あめのうずめのみこと) この石像は、古事記にでてくる天の岩屋戸神話の場面である。天照大御神がおかくれになった岩屋戸の前で、(常世の長鳴き鳥=ニワトリが鳴き)、天宇受売命が踊っている場面である。牡丹園との係わりは特にないが、元園主源太郎翁が石川町冨貴作の石工師小松(寅吉)翁に刻ませてこのところに祀って観牡丹の人々に供したものである。
ニワトリ2 「ナレースワン大王鶏」 鶏 東京農大「食と農の博物館」
東京農業大学「食と農の博物館」:世田谷区上用賀2-4-28
建物の前にある、極彩色の巨大な鶏の像。この鶏は、タイの闘鶏「ナレースワン大王鶏」で、タイでは合格・勝利祈願の縁起物ともされているとのこと。なお、当博物館には、日本鶏26品種、外国種11品種、121体の「鶏の剥製」が展示されている。
ネコ1 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
ネコ:島田紘一呂 作
ネコ2 地下鉄有楽町線辰巳駅西口・駅前広場
地下鉄有楽町線辰巳駅西口・駅前広場:江東区辰己1-1付近
ネコ3 清瀬市「陽だまり処」けやき通りポケットパーク
けやき通りポケットパーク:西武池袋線清瀬駅北口、清瀬市元町1-4-15付近
ネコ4 「コイコリン」 銀座4丁目・三愛ビル1階
三愛ビル:中央区銀座5-7-2 (銀座4丁目交差点)
「コイコリン(COICORIN):1963年 流 政之 作 ノルウエイ産の御影石。猫の像は、建物の入口左右にあり、右がオス(ごろべえ)、左がメス(のんき)で、この前で待ち合わせたり、女性はオスを、男性はメスを願いを込めて撫でると恋が成就する「銀座の恋の招きネコ」だとのこと。ネコ誕生より2年前の1961年に石原裕次郎と牧村旬子によって唄われて大ヒットし、翌年(1962)映画にもなった「銀座の恋の物語」を下地にしていると思われる。
ネコ5 「玉ちゃん」 新宿住友ビル
新宿住友ビル:新宿区西新宿2-6-1
「玉ちゃん」:流 政之 作。新宿住友ビル完成時(1974年) 設置。案内板によると、この猫は、太田道灌が、文明九年(1477)の江古田ヶ原の戦(いくさ)に敗れた時、逃げ道を案内して道灌の命を救った猫だとのこと。近くの猫地蔵で知られる自性院の縁起を下地にしたもの(参照:自性院のマネキネコの項)
◆ ネコ6 「木蔭にて」 ◆◆ 府中公園
府中公園:府中市府中町2-26(府中公園西側歩道脇)
府中市「彫刻のあるまちづくり」事業17作品の中の一つ。
ネコ6-1 「木蔭にて」全景:下記①+②
ネコ6-2 「木陰にて」①サキソフォンを吹くおじさんとネコ
ネコ6-3 「木蔭にて」②フルートを吹く少女とネコ
「木蔭にて」:黒川晃彦 作。1995年設置。木陰で、①上半身裸のおじさんがベンチの横に立って吹くサキソフォン、と、②少女がベンチに座って吹くフルートの像。その音色に、傍らで猫が聴き入ってうっとりとした表情をしている。ベンチも作品。 (①と②は左右に並べて置かれている)。同氏のこのシリーズの作品は全国各地に置かれているとのこと。
ネコ7 フルートを吹く少女と猫 主婦会館プラザエフ入口
主婦会館プラザエフ:千代田区六番町15(jR四谷駅すぐ)
フルートを吹く少女と猫:黒川晃彦 作。 上掲の「木蔭にて」参照。
ネズミ 大きな袋を曳く、親子3匹の鼠 横浜市・石田建設の前
石田建設(株):横浜市泉区岡津町1573番地(永明寺手前)
バッタ 川口市戸塚中台公園「昆虫の森」
戸塚中台公園::川口市戸塚3-16
ハト1 ハトと少女 西小岩親水緑道
西小岩親水緑道:江戸川区西小岩1-2~西小岩2-12
ハト2 「二羽の鳩」 玉川高島屋東館
玉川高島屋ショッピングセンター 東館前:世田谷区玉川3-17-1
二羽の鳩:加藤昭男 作。玉川高島屋SC主催、第1回たまがわ野外彫刻展出品作品。
ハト3 「緑光燦舞」 鳩を持つ 府中市郷土の森公園
府中市郷土の森公園:府中市南町6-32
「緑光燦舞」1993年 一色邦彦 作。公園の修景池(大賀ハスの蓮池)のほとりに建つ。太陽と森と池の広い空間の中で平和のシンボルのハトを持つ。府中市の彫刻のあるまちづくり事業による設置。
ハト4 「鳩を持つ少年」 府中の森公園
府中の森公園:府中市浅間町1-3-1
「鳩を持つ少年」1985年 舟越保武 作。愛おしそうなまなざしで、鳩をやさしく持つ少年。
ハト5 「道標・鳩」 はと 清瀬市キヨセケヤキロード
清瀬市キヨセケヤキロード:西武池袋線清瀬駅北口、けやき通り
「道標・鳩」1972/1974 柳原義達 作。同氏の「道標・鴉」が「府中の森公園」にある(カラスの項参照)。「道標・鴉、鳩」は柳原義達の代表的なシリーズ作品として知られ全国各地にみられる。
パンダ 父母子のファミリーパンダ 上野駅前交差点付近
上野公園前信号(交差点)西側付近舗道上、台東区上野公園1-65付近
交差点舗道上の、植え込みの中に埋もれたようなパンダ親子。四季の移ろいで着衣の色や大きさが変化する。
フクロウ1 「ホープくん」 渋谷駅東口パデイォ宮益
現設置場所:東京都渋谷区渋谷1-24 渋谷駅東口(宮益坂口・10番出口)
「ホープくん」2001年11月設立 佐藤賢太郎 作。渋谷宮益商店街振興組合により渋谷駅東口前広場パティオ宮益に設置された。現在、駅改修工事で、渋谷駅宮益坂口・10番出口裏(ビッグカメラ東口店前の舗道際〉に移設されている。「ウインクしているふくろう」、
◆ フクロウ2 ◆◆
梟月夜」「月に吠える」などと題する、石造のトーテムポールのような「ふくろうの像」に、各地で出合った。これらは、手塚登久夫氏の石彫作品の梟シリーズで、権威ある彫刻展にに出品されたものも多い。大小二羽の梟が二段重ねの柱状に表現されるなど、独特の様式化がなされ、不思議な雰囲気と迫力を感じさせる。
フクロウ2-1 「梟月夜」1984 清瀬市キヨセケヤキロード
清瀬市キヨセケヤキロード:西武池袋線清瀬駅北口、けやき通り
「梟月夜」1984年 手塚登久夫 作
フクロウ2-2 「梟月夜Ⅱ’88」 梟 横浜ビジネスパーク
横浜ビジネスパーク:横浜市保土ヶ谷区神戸町134
「梟月夜Ⅱ’88」1988年 手塚登久夫 作
フクロウ2-3 「梟月夜Ⅰ’90’」 立川市憩いの場彫刻広場
憩いの場彫刻広場:立川市曙町2-8、2-34
「梟月夜Ⅰ’90’」手塚登久夫 作。立川市制五十周年記念 憩いの場 1991年3月完成
フクロウ2-4 「月に吠える’94」 梟 府中市押立公園
押立公園:府中市押立町1-18 府中市「彫刻のあるまちづくり」事業17作品の中の一つ。
「月に吠える’94」 手塚登久夫 作
ペガサス(天馬) 中野ZERO通り
中野ZERO通り:JR中野駅南口、「なかのZERO」への線路沿いの通り
ペガサス:1963(昭和58年)制作 ギリシャ神話に登場する翼のある天馬
ヘビ 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
ヘビ:鞍掛純一 作
ペリカン ペリカンの噴水 日比谷公園第一花壇
日比谷公園:千代田区日比谷公園1-2.
二羽のペリカンが向かい合ってくちばしから水を噴き出している。この噴水は、明治36年の開園当時からのもので、公園のシンボルともいえる存在。池には水生植物が植えられている。
ペンギン 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
ペンギン:鞍掛純一作
ホタル 西小岩親水緑道
西小岩親水緑道;江戸川区西小岩1-2~西小岩2-12
この緑道は、かつて用水路だった頃の風物を再現して、脇には小川が流れている。今では自然の中で見られなくなった、カエル、カブトムシ、チョウ、ホタル、水鳥といった、水辺や木立の生物の彫像などが配されている。
◆ マネキネコ ◆◆
招き猫は、左手を挙げている猫は客(人)を呼び込み、右手を挙げている猫は金運を招くとされ、縁起物として商店など客商売をする店の前などに置かれている。店などの入口にある石造の招き猫を収録。
マネキネコ1 タバコ屋入り口のマネキネコ
たばこ屋(千葉・市川市南八幡5-10)
マネキネコ2 蕎麦屋入り口の石臼に乗るマネキネコ
東京大仏・大仏そば 萬吉禎:板橋区赤塚8-10-1
マネキネコ3 「NANAKO」ななこ 西武渋谷店モヴィーダ館1F入り口
渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店Movida館 1F入口前
NANAKO(ナナ子):河合隆三 作。猫の名前「NANAKO(ナナ子)」は、渋谷駅前の「ハチ公」を念頭に名付けられたもので「T.KAJITORI」氏による。モヴィーダ館は無印良品とロフトの複合ショップ。
ネキネコ4 自性院入口のマネキネコ
自性院無量寺: 新宿区 西落合1-11-13
自性院は、太田道灌が江古田ヶ原の戦い(1468)の際、この寺の猫に助けられたことから「猫寺」と呼ばれるようになり、地蔵堂には秘仏の猫地蔵が祀られている。入口に小判を抱える石造のマネキネコがあるが、寺の縁起とは直接の関係はなく、参拝者を呼び込むためのものか?(道灌に小判を見せて招き込んだわけではない)
マネキネコ5 路傍の黒いマネキネコ 烏山川緑道品川橋付近
烏山川緑道品川橋:世田谷区世田谷3丁目26−13付近
マネキネコ6 路傍のマネキネコ
茨城県筑西市新花町乙付近の路傍
ユニコーン1 「ユニコニコーン」 新宿区大久保病院正面玄関横
大久保病院:新宿区歌舞伎町2-44-1
「ユニコニコーン」 1993年 中野 滋 作。この「少年と少女が乗るユニコーン像」は、大久保病院(東京都保健医療公社)が1993年に隣接する東京都健康プラザハイジアと共に超高層ビルとなった際に置かれた。ユニコーンは、一角獣とも呼ばれ、額に一本の角をもつ馬のような像容で表され、角(つの)には解毒作用があるとされる。西洋で力と純潔の象徴とされる伝説上の架空動物。
ユニコーン2 「ユニコーン」 文京区カイザースラウテルン広場
カイザースラウテルン広場(窪町東公園の一部):文京区大塚3-1-11
この広場は、文京区とカイザースラウテルン市(ドイツ)の姉妹都市提携のシンボル。平成5年(1993)開園。当所の作品はすべて同市の彫刻家ゲルノト・ルンプフ氏夫妻の制作。
「ユニコーン」:ヨーロッパ大陸の伝説上の動物で、「偉大な力」を象徴(案内板)。
ライオン 1 練馬区立美術の森緑地(幻想美術動物園)
美術の森緑地:練馬区貫井1-36(2015年4月開園)
ライオン:鞍掛純一 作。
「Animal 2016-01B] (ライオン) 2018 三沢厚彦 作。作者の代表作は「アニマルズ」で、動物をモチーフにした作品を多く発表。引き込まれるような奇妙な迫力のある作品。(参照:トリの項にも同氏の作品あり)
ライオン3 「咆哮」獅子 井の頭自然文化園
井の頭自然文化園 野外展示彫刻:武蔵野市御殿山1
「咆哮」:北村西望作 昭和58年(1983)ブロンズ
ライオン4 ライオン像 東京国立博物館「表慶館」
東京国立博物館「表慶館」日比谷公園;台東区上野公園13-9
ライオン像:大熊氏広(日本での西洋彫刻の先駆者)作 ブロンズ 明治42(1909)年設置。 表慶館は、当時は皇太子だった大正天皇のご成婚を記念して企画され、明治42年(1909)に、日本初の本格的博物館として開館。館の前に置かれたライオン像は、大英博物館やルーブル博物館などの例を参照してのことと思われる。ただし、ライオン像の口は阿吽(あうん)になっていて日本の狛犬の様式が取り入れられている。
ライオン5 ライオン像 中野区役所建物の入口
中野区役所:中野区中野4-8
ライオン6 屋上のライオン 川口駅東口 駅前のビル屋上
埼玉県川口市栄町3‐2‐1川口KIKビル
川口駅東口を出た舗道テラスの左手のビル屋上に巨大なライオン像がある。ライオン像は、駅から3分ほどのKIKビルの屋上にあるが、以前入居していたパチンコ店の看板として置かれたもので、体長は約20m、高さ約12mもあるという。
ラッコ? カワウソ? 清瀬市 「陽だまり処」けやき通りポケットパーク
けやき通りポケットパーク:西武池袋線清瀬駅北口、清瀬市元町1-4-15付近
ロバ 「ロバと少年」 練馬区石神井庁舎
練馬区石神井庁舎:練馬区石神井3-30-26
「ロバと少年」 古賀 晟 作 昭和60年(1985)10月9日設置。
ロバ・ゾウ 「ロバと象」 北府中公園
北府中公園:府中市晴見町2-18
府中市「彫刻のあるまちづくり」事業17作品の中の一つ。
「ロバと象」 バリー・フラナガン (イギリス)作。 ロバが象に乗っている。同氏の作品「馬とクーガ」が世田谷美術館の野外彫刻として展示されている。こちらはクーガ(=ピューマ)が馬に乗っている。
ワシ 「稲穂を持つ鷲」 東京駅の南北のドーム天井
東京駅:千代田区丸の内1丁目
東京駅丸の内駅舎は、2012年に開業当時(大正3年)の姿に復原された。 この際、南北のド-ムの天井の鷲や干支のレリーフなども復原された。鷲の像は、稲穂を掴んで飛ぶ姿で、広げた翼は2.1mもある。八角形の天井に合わせて8基ある。この「稲穂を持つ鷲」は「鷲が稲穂を持って飛来し、そこから日本の稲作は始まったとする伝説」に因むものと思われる。
◆ 江東区の四神 青龍、朱雀、白虎、玄武。 ◆◆
四神(しじん)とは、中国の風水や陰陽五行説に基づくもので、方位の四神ともいい、東南西北の四方角を守護する神(神獣)。東=青竜神、南=朱雀神、西=白虎神、北=玄武(亀と蛇)神。江東区の四神は、以前からあった亀戸駅前公園の羽亀噴水、東大島駅前広場の龍のモニュメントを、四神の玄武、青龍に当てはめ、若洲公園の朱雀、豊洲シビックセンター前の白虎を加えて四神として成立させたもの。
江東区の四神1 青龍 東大島駅 前広場
東大島駅:江東区大島9-3-14
江東区の四神2 朱雀 若洲公園
若洲公園:江東区若洲3-2-1
江東区の四神3 白虎 豊洲シビックセンター前
豊洲シビックセンター:江東区2-2-18
江東区の四神4 玄武 亀戸駅前公園
亀戸駅前公園(羽亀噴水):江東区亀戸2-21-9
◆ 十二支1 銀座地下通路の十二支 ◆◆
メトロ銀座線「銀座駅」(Å5出口付近)と、都営浅草線「東銀座駅」を結ぶ地下通路に十二支の石像が配されていて、歩行者の目を楽しませてくれる。
◆ 十二支2 成田山新勝寺の表参道 ◆◆
千葉県成田市成田1番地
JR・京成・成田駅から成田山新勝寺への表参道、上壱番町の商店街、「開運通り」の両側に十二支像が置かれている。
成田山新勝寺の表参道1 鼠牛虎・兎龍蛇
成田山新勝寺の表参道2 馬羊猿・鶏犬猪
◆ 花壇の動物 立川市「憩いの場・彫刻広場」 ◆◆
憩いの場彫刻広場:立川市曙町2-8、2-34
立川市「憩いの場・彫刻広場」に花壇がある。この中に。頭文字が「カ」のつく水辺の動物像が配されている。カッパ、カメ、カエル、カワウソ、カニ。
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東京近辺の街なかにはたくさんの動物の像があります。私の出会った動物像はほんの一部分にすぎませんが、以下の2稿に分けて掲載させていただきました。両稿を合わせてご覧いただきたく存じます。
1. 「モニュメントの動物像」へ(リンク)
(記念やシンボル=象徴の碑像とされたり、その碑像にある動物像)
2.「動物のオブジェ」(本稿)
(動物をテーマ・モチーフとしたオブジェやパブリックアートなど)